おいしいご飯の
炊き方

@お米の量は、はかりで正確に計測します。

Aお米は大変デリケートです。研ぐときもけっして力を入れてゴシゴシと研がず、両手で摺り合わせるように3〜4分で研ぎきります。いつまでも研いでいるとお米が割れ食味を落としてしまいます。
また、少し贅沢になりますが一番最初のお米を研ぐ水に銘水やミネラルウォーターを用い、途中は水道水で濁りがなくなるまで研ぎ、最後の炊飯用の水に再び銘水やミネラルウォーターを用いるとひと味違ったご飯が炊きあがります。(日本のお米には硬度が40〜60の軟水が適しています。)

B米研ぎが完了したらひとまず、ざるなどに移し替えます。そこで水を一度よく切っておきます。(一般のご家庭では、この部分は省略してすぐに炊いてもかまいません。)

C美味しいご飯を炊くには、お米の芯までたっぷりと水を浸透させる必要があります。
夏場で30分、冬場で1〜2時間は浸してください。
水の量は、通常米1に対し水1.2倍、新米で1.1倍、古米で1.2〜1.3倍が目安です。
  
Dお米の表面を平らにしてから 炊飯器のスイッチを入れます。
炊きあがったご飯は十分に蒸らします。
炊飯器のスイッチが切れてから10分ほど、蓋を取らずにそのままにしておきます。
  
E蒸らし終了後、ご飯の余分な水分を飛ばすため、シャリ切りを行います。
ご飯に対し、軽く十字を切り4分の1ずつ底からすくい上げ、ほぐします。
その後、木のおひつに移しておくと、ご飯の余分な水分がおひつに吸い込まれ一層うまみが増します。
 
F電気釜での保温は6〜7時間で食味が落ちてきますのでご飯が余った場合には、熱いうちに冷凍してしまい、必要に応じ電子レンジで急速解凍した方が、食味の低下を防ぐことができます。